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主夫の、
日々、是精進。
高価な珈琲
このことは、別館である『主夫の、-Villa-』でも書いたのだが、
やっぱり、本家本元の『主夫の、』のブログでも、
書こうと思ったのだ。

ブログで懇意にしてもらっている、
“押入れのベッソン”さんから、
コーヒーが送られて来たのだ。

それも、極細挽きにされたコーヒーが。
もう「粉塵」のように細かい。
エスプレッソ用の挽きなんだろう。

早速、袋のジップを開けてみると、
意外に、あの「香ばしい香り」がしない。
どちらかと言うと、妖艶な匂いであった。

添えられていた手紙にはこう書かれていた。
『インドネシアから送られてきたコーヒーです』と。

手紙によると、コーヒーの名前が『コピ・ルアーク』という。
あまり聞き覚えの無い銘柄である。

とにかく淹れて飲んでみた。

やっぱり、香ばしい香りは少ない。
そして、苦味が極端に少ない。

舌触りや喉越しなどは、まさしくコーヒーなのだが、
普通の、一般的なコーヒーとは一線を画す味であった。

そして、ほのかに香水のような香りがした。

どうにも気になるので、
やっぱり、ネットで検索することにした。

そして解かったのだ。
この『コピ・ルアーク』というコーヒーの正体が!

wikiからの引用でご紹介しよう。

 コピ・ルアーク(インドネシア語 Kopi Luwak)とは、ジャコウネコの糞から採られる未消化のコーヒー豆のことである。独特の香りを持つが、産出量が少なく、高価である。
 「コピ」はコーヒーを指すインドネシア語、「ルアーク」はマレージャコウネコの現地での呼び名である。
 このほか、フィリピンや南インドでも採取され、フィリピン産のものは「アラミド・コーヒー」(Alamid coffee、現地の言葉で「カペ・アラミド」Kape Alamid)と呼ばれ、コピ・ルアークよりも更に高値で取り引きされている。


…ということだ。
そして、その生産方法というのが驚きである。

 インドネシアのコーヒー農園ではコーヒーの木が栽培されていて、その熟した果実は、しばしば野生のマレージャコウネコに餌として狙われる。
 しかし、果肉は栄養源となるが、種子にあたるコーヒー豆は、消化されずにそのまま排泄されてしまう。
 そこで、現地の農民はその糞を探して、中からコーヒー豆を取り出してキレイに洗浄し、よく乾燥させた後に高温で焙煎する。


解説はしないでおく。
そして、味や香りについても書いてあった。

 コピ・ルアークやカペ・アラミドは、独特の複雑な香味を持つと言われており、煎り過ぎて香りが飛ばないように、浅煎りで飲むのがよいとされる。
 一説によると、ジャコウネコ腸内の消化酵素の働きや腸内細菌による発酵によって、コーヒーに独特の香味が加わるという。


ほほう。
だから、いつもの普通のコーヒーとは、
ちょっと違った味だった訳なんだ。

そして、価格のことも書いてあった。

 世界で最も高価なコーヒーとして知られており、500gにつき300~500米ドルの価格で販売されている。

今の円ドル・レートは、最新のニュースでは“1$=82円”らしいので、
それで換算すると、100gあたり4,920円~8,200円ということになる。

どしぇー!
普通のコーヒー豆なら、1,000円もしないからなぁ。
これは驚きの価格だよ。

 コピ・ルアークの高価格は、稀少価値がきわめて高いことが最大の理由であり、必ずしもコーヒー豆としての品質や味が最も優れているからという訳ではない。

あぁ、なるほどなぁ。
味のことも、wikiには書いてあった。

 コピ・ルアークの味の評価は、好き嫌いがはっきりと分かれやすい。豊かな香りと味のこくを高く評価する向きもある反面で「ウンチコーヒー」(“poo coffee”)と茶化す向きもある。

うーむ。
美味しいか、美味しくないかは、飲んだその人の判断って訳か。

とりあえず、高価で貴重な珈琲豆を送ってくださった、
“押入れのベッソン”さんに感謝である。
ありがとうございました。

高級感と独特の風味を味わいながら、
チビチビと淹れていただきますです、はい。
天かすで焼きそば
やっぱり、何と言っても、どうしたって、
今日のメニューは決まりである。

昨日作った「自家製天かす」を使っての、
焼きそば」である。

まずは写真をどうぞ。

101006_tenkasuyakisoba.jpg

まぁ、写真をどのように見ていただいても、
いつもの、普通の、ソース焼きそばですが。

ここら辺りが、画像の限界ですな。

画像だけでは、味もお伝え出来なければ、
匂いさえもお伝え出来ない。

え?
ご飯が黄色い?

あぁ、これはチャーハン
具材の全く入っていない、玉子だけのチャーハンである。
残りご飯で作った、即席チャーハン

一応、具材を入れようと冷蔵庫を開けてみたが、
思い当たるような野菜が見当たらなかった。

食べ終わった後で気が付いたのだが、
ニンニクをスライスして、にんにくチャーハン
いわゆる「ガーリックライス」にすれば良かったなと、
反省すること仕切りであった。

今日の焼きそばは、人参が入っている。
キャベツとモヤシだけでは淋しかったので彩りも兼ねて、
人参が半本あったのを刻んで入れてみたのだ。

焼き上がりにはちゃんと、カツオ粉と青海苔を振って、
紅ショウガを載せたのだ。

それで、天かすの味はどうだったかというと、
意外と淡白であった。

天ぷら屋さんのような、ごま油とラードで、
しかもたくさんの天ぷらを高温で揚げてないので、
コッテリした味が無くて、ちょっとガッカリだった。

さすがにサラダ油だけの天かすは、スッキリだったのだ。
まぁ、自家製だからこんなもんだな。

それでも、天かすの風味はちゃんとあったので、
それだけでも良しとしなければ。

健康的な「天かす焼きそば」であったと記しておこう。

そんな訳で、今日は
『やや美味しゅうございました』
という感じであった。
天ぷら粉
今日は火曜日だったが、パート仕事に加えて、
その他に打ち合せ会議もスケジュールに入っていて、
通常の「家事」は全てキャンセルであった。

要するに、火曜特売には行けない、
ピアノのレッスンは予めお休みをお願いしたと、
そんなスケジュールの事情である。

しかし、一番イレギュラーだったのは、
女房が定時で帰ってきたことである。

おかげで、何もかもの予定が狂ってしまった。
でも、それはそれで仕方が無い。

女房が夕飯を作ってくれるというので、
そこはグッと堪えてですねぇ、はい。

女房は、トンカツをするという。
茄子も素揚げをするという。

そこで、僕は閃いた。
そして、ストッカーの中から、
一つの袋を取り出した。

天ぷら粉』

女房はそんなモノを使うのは邪道だと言ったが、
モノは試しで買った天ぷら粉である。

使わないで捨てるよりは、使ってダメだったの方が、
諦めもつくというものだ。

天ぷら粉を水で溶いて、野菜も茄子だけじゃなくて、
ネギ、シイタケを加えてみた。

「あ、この天ぷら粉、いいわ」

薄く衣が付いて、いわゆる“天ぷら”になっているのだ。

キレイに揚がった天ぷらは、こちらである。

101005_tenpura.jpg

右手前が、今日の話の“天ぷら”である。
左の一番奥は、ジャガイモの素揚げで、
中央奥は、キュウリとシーチキンのマヨネーズ和えで、
左側には、ピクルスである。

カラッと揚がって、実に美味だったぁ。

シイタケはホクホク。
茄子はジューシー。
ネギはぶつ切りを揚げたのだけど、
加熱したおかげで甘味が出てた。

本命のトンカツは、何処かへ行っちゃったなぁ。

そして、副産物にこれが出来た。

101005_tenkasu.jpg

えへ。
自家製の「天かす」である。

「この天ぷら粉、上手に天かすが出来るわ」と、
この点については、女房はベタ褒めだった。

「全然跳ねないし、キレイな色に揚がるし」

やっぱり、天ぷら粉である。
その機能は十分に果たすのだ。

バカにしちゃあ、いけないと思ったね。
この『天ぷら粉』を。

そんな訳で、今日も美味しゅういただきました。
告別
昨日の『お嬢の容態』の記事で、
我が家のお嬢「ビチ」さんの具合が、
あまりよろしくないことをお伝えした。

だが、記事をアップしたおよそ2時間後の、
2010年10月1日午前1:50に、
我が家のお嬢「ビチ」さんは、
天国へ旅立ったのであった。

享年13歳。

1ヶ月どころか、1週間も、1日すら、もたなかった。

全く考えも及ばなかった。
こんなに早いとは…。

あっという間の出来事で、
ホントに突然の出来事だったのだ。

天を仰ぐように前足で立ち上がったと思ったら、
急に嘔吐をするような仕草をして倒れこみ、
そのまま、事切れるように息を引き取ったのだ。

全く動かなくなったけれど、
温か味が残るビチさんの身体。

しかし、5分、10分と時間が経過するごとに、
生気が抜けるように冷たくなっていった。

夜中なのに、家族4人が集まって、
ビチさんの遺体を囲んで、みんなで号泣き。
思い出話も出来ないくらいであった。

一晩経って、やっぱりビチさんは、
箱の中で昨日からの姿を変えずに、
でも、スッカリ冷たくなった身体を、
横たえていた。

女房は職場へ、長男と次男は学校へと出掛けた。
残った僕は、斎場へ電話をした。

ペットも火葬してくれるそうだが、
骨を拾うことは出来ないという。

どうしようかと考えた末に、
ビチさんの「ヒゲ」を切った。
せめてもの「形見」として。

ビチさんの遺体斎場へ持って行くと、
実に事務的に処理されたのであった。

書類に必要事項を書き込み、
それから、処理施設へ案内された。

ペット用の祭壇が用意されていて、
そこにビチさんの遺体を安置して、
線香1本をあげて手を合わせた。

合掌を終わると、斎場の職員に
「ご苦労様でした」と告げられ、
僕はそそくさと斎場を後にした。

今日は仕事の日だったので、
そのまま仕事に行って、夕方に帰宅した。

帰宅した時、何となく寂しかった。

余りにも家の中が静まり返っていたからだ。
ホントに、耳鳴りが聞こえそうなくらいだった。

そこで初めて、
「あぁ、ビチさんは居なくなったんだ」
と実感した。

しばらくはちょっと寂しいだろう。
それも仕方がないだろう。

最後に、ビチさんの遺影をご覧くださいませ。

101001_iei.jpg


皆様にお詫びを。

「励ましをお願いします」と言っておきながら、
ビチさんが逝去する事態となってしまいました。

昨日の記事をお読みいただいた時にでも、
それぞれの心の中で「ビチ」さんに対して、
励ましていただいただろうことに感謝をしつつ、
このような事態になったことに対しまして、
謹んでお詫び申し上げます。
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