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主夫の、
日々、是精進。
告知
今週の水曜日に病院に行ってきた。

え?
誰が行ったかって?

それは、我が家のお嬢「ビチ」さんである。
病院はもちろん、動物病院である。

先月末から2日に1回、動物病院に連れて行き、
獣医さんの化学療法をためしていたのだが、
病状としては、悪くなる一方で、
良くて「小康状態」で、ほとんど好転していない。

それで、獣医さんに「告知」されたのだ。
「やっぱり、腫瘍が出来ているかもしれません」と。

ビチさんの右後ろ足は完全に麻痺していて、
歩くのにも時間が掛かり、
途中で座り込んでしまうことが度々あるのだ。

「これは『神経が切れて』います」
「右後ろ足を司る神経部分に腫瘍がある可能性が高いです」
「でも、それを特定することは出来ません」
「人間ならCTとかMRIで診断しますが」

何となく、予想はしていましたけどね。

「申し訳ないですが、」と先に断ってから、
獣医さんは「告知」したのであった。

「完全に『さじを投げた』という感じです」
「後は余命の問題で、何処まで元気でいるかです」

「13年生きたのなら『往生』ですよね?」と、
僕が獣医さんに訊くと、
「まぁ、そうですね。人間で言うと60歳過ぎですからね」と、
獣医さんは答えてくれた。

獣医さんはこう付け加えた。

「最期まで可愛がってやってください」
「それが『飼い主としての責任』ですから」

たくさん看取ってきた獣医さんの言葉である。
やはり含蓄があって、重いですな。

「時々、診せに来てください」
「たぶん、ガクンと悪くなる時が来ますから」

はい、分かりました。

家に帰ってから、長男と次男、そして女房に説明した。
みんな、納得してビチさんの行く末を思ったのであった。

それから、食欲の無いビチさん用にハードフードでなく、
柔らかい餌を買ってきた。

意外なことに、それをバグバグと喰ったビチさん。
それを見て、ちょっと安堵したのであった。

それじゃあ、ビチさんのお姿を。(最近、こればかりだな)

100925_bichi.jpg

ビチ、少しでも長生きしてくれよ。
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