
先週の高校ガイダンスで物品購入して、最後に携帯電話ショップに行った。長男との連絡用に必要だと女房が判断したからだ。
とりあえず店員のお姉さんにカタログをもらって、新規登録で限りなく0円に近い機種があったので、それをカタログにチェックした。
その他、僕や女房も最新機種などのモック(実物大の模型、いわゆる「模擬製品」)を触って、カタログでは判らない部分をチェックした。
買ってもよかったのだが、身分証明書や印鑑などを持参しなかったので、家に帰って詳細を検討して近日中に来店して購入しようということになった。
帰宅して早々に、女房と長男とで検討会を開催した。
限りなく0円に近い機種でも最高機能な携帯電話もあるし、そこそこの携帯電話、ずい分型落ちな携帯電話もある。
そこで、女房は妙な選択肢で機種を絞ったのであった。
『海外でも使える携帯電話』…これが女房のコンセプトであった。
おぃおぃ、その選択肢は何だぁ?
「海外語学研修プログラムがあるから、それに参加するなら必要でしょ?」
おぃおぃ、誰が行くって決めたんだよっ!
「そうしないと、機種が絞れないんだもん」
……あーぁ、そーですか。
長男も、スライド式の携帯電話は表示部が傷付くから嫌だと言うし、ボタンが小さい携帯電話も嫌だと言うし、普通の折り畳み式でいいと言っている。…っていうか、長男は形の違いは判るけれど、どれも同じに見えてしまうようだった。
検討会の末に何とか2機種に絞り込んだので、日曜日の昼過ぎに携帯電話ショップに問い合わせた。ショップの返答は、その機種はまだ数台残っているという返事であった。
そんなに型落ちしていない機種で限りなく0円に近い携帯電話は早々に無くなるので、電話で問い合わせた直後に書類記入に必要なモノを持ってすぐに携帯ショップへと走った。
幸いに携帯電話ショップはそんなに混んでいなくてスムーズに受け付けてもらい、更に希望の機種も在庫があったので滞りなく手続きは終了した。
2時間後、登録作業が終了したとの連絡を受けて、携帯電話を受け取りに行った。
携帯電話を受け取る時に、店員のお姉さんに携帯電話の取り扱い説明を受けたのだが、長男は「…はぁ、…はぁ、…あ、はぃ」とピンボケた返事をしていた。
ショップを出て車に乗り込むと、長男はふと漏らした。
「…う~ん、全然、説明が解らなかったぁ~」
おぃおぃ、大丈夫かぁ!?
早速、車の中で携帯電話をいじくる長男に「自宅に電話してみろ」と声を掛けた。
しばらくして長男が言った。
「おかしいよ。『この番号は使われていません』だって」
すかさず、僕は突っ込んだ。
「ちゃんと市外局番から入力したのかっ!?」
長男は「あ、そっか、そっか」と言ってしばらく沈黙した。
しばらくして、長男の喋り声が聞こえた。
「あ、お母さん。携帯電話は、ちゃんと受け取ったよ。もうすぐ帰るから」
電話を切った長男に「今度はショートメールしてみろ」と声を掛けた。
黙ってピコピコとやった後に「送ったよ」と長男は返事をした。
よし、よし。大丈夫そうだな。
家に帰ってから、長男に基本的な項目や着メロを設定させた後、説明書を読んで熟知するように申し渡した。
長男は嬉しそうに、カメラ機能で猫の「ビチ」さんを撮って、次男と笑っていた。
携帯電話を持って嬉しそうにしている、そんな長男の姿を見て、次男がポツリと呟いた。
「僕は、3年後に買ってもらおうっと」
ちょっと寂しそうな次男が印象的であった。
とりあえず店員のお姉さんにカタログをもらって、新規登録で限りなく0円に近い機種があったので、それをカタログにチェックした。
その他、僕や女房も最新機種などのモック(実物大の模型、いわゆる「模擬製品」)を触って、カタログでは判らない部分をチェックした。
買ってもよかったのだが、身分証明書や印鑑などを持参しなかったので、家に帰って詳細を検討して近日中に来店して購入しようということになった。
帰宅して早々に、女房と長男とで検討会を開催した。
限りなく0円に近い機種でも最高機能な携帯電話もあるし、そこそこの携帯電話、ずい分型落ちな携帯電話もある。
そこで、女房は妙な選択肢で機種を絞ったのであった。
『海外でも使える携帯電話』…これが女房のコンセプトであった。
おぃおぃ、その選択肢は何だぁ?
「海外語学研修プログラムがあるから、それに参加するなら必要でしょ?」
おぃおぃ、誰が行くって決めたんだよっ!
「そうしないと、機種が絞れないんだもん」
……あーぁ、そーですか。
長男も、スライド式の携帯電話は表示部が傷付くから嫌だと言うし、ボタンが小さい携帯電話も嫌だと言うし、普通の折り畳み式でいいと言っている。…っていうか、長男は形の違いは判るけれど、どれも同じに見えてしまうようだった。
検討会の末に何とか2機種に絞り込んだので、日曜日の昼過ぎに携帯電話ショップに問い合わせた。ショップの返答は、その機種はまだ数台残っているという返事であった。
そんなに型落ちしていない機種で限りなく0円に近い携帯電話は早々に無くなるので、電話で問い合わせた直後に書類記入に必要なモノを持ってすぐに携帯ショップへと走った。
幸いに携帯電話ショップはそんなに混んでいなくてスムーズに受け付けてもらい、更に希望の機種も在庫があったので滞りなく手続きは終了した。
2時間後、登録作業が終了したとの連絡を受けて、携帯電話を受け取りに行った。
携帯電話を受け取る時に、店員のお姉さんに携帯電話の取り扱い説明を受けたのだが、長男は「…はぁ、…はぁ、…あ、はぃ」とピンボケた返事をしていた。
ショップを出て車に乗り込むと、長男はふと漏らした。
「…う~ん、全然、説明が解らなかったぁ~」
おぃおぃ、大丈夫かぁ!?
早速、車の中で携帯電話をいじくる長男に「自宅に電話してみろ」と声を掛けた。
しばらくして長男が言った。
「おかしいよ。『この番号は使われていません』だって」
すかさず、僕は突っ込んだ。
「ちゃんと市外局番から入力したのかっ!?」
長男は「あ、そっか、そっか」と言ってしばらく沈黙した。
しばらくして、長男の喋り声が聞こえた。
「あ、お母さん。携帯電話は、ちゃんと受け取ったよ。もうすぐ帰るから」
電話を切った長男に「今度はショートメールしてみろ」と声を掛けた。
黙ってピコピコとやった後に「送ったよ」と長男は返事をした。
よし、よし。大丈夫そうだな。
家に帰ってから、長男に基本的な項目や着メロを設定させた後、説明書を読んで熟知するように申し渡した。
長男は嬉しそうに、カメラ機能で猫の「ビチ」さんを撮って、次男と笑っていた。
携帯電話を持って嬉しそうにしている、そんな長男の姿を見て、次男がポツリと呟いた。
「僕は、3年後に買ってもらおうっと」
ちょっと寂しそうな次男が印象的であった。
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