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主夫の、
日々、是精進。
数奇な人生
昨日のことなのだが、女房と子ども達で映画を見に行った。
僕は仕事が入っていて一緒に行けなかった。

春の季節、特に春休みになると、
女房は子ども達を連れて必ず映画に行くのだ。

今回はまだ春休みではないが、映画に行った理由は、
長男がどうしても見たい映画があったからだ。

その映画はロードショーなので、
春休みには終わってしまうかもしれなかったからだ。

その映画は『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』である。

女房達が帰ってくるよりも、
僕の仕事が終わる方が早かったので、
家でネットして、本を読んで、昼寝していた。

しばらくして、女房と長男と次男が帰ってきたのだが、
何か様子がおかしい。

長男が妙に神妙な顔をして入ってきて、
ボーッとした表情で居間で佇んでいた。

「どうしたの?」と訊く前に、女房が言った。
「映画を見て泣いちゃったのよ~」

そして、長男の一言。
「身体は疲れてないけど、心が疲れた」

実は、長男には逸話がある。

ビデオを見ていた3歳の長男が突然泣き出したのである。
そのビデオは「ダンボ」だった。
丁度、ダンボと檻に入れられたお母さんとのシーンだった。
僕と女房は、どうして泣いたのか解らなかったのだが、
「ダンボ、かわいそう」と言った長男の言葉に、
事の事態を把握してホッとした反面、
その感性の豊かさに驚いたのだった。

そのことを久しぶりに思い出させてくれた。

そして、女房の話は次男に移った。
「極めて冷静なのよ、こっちは」

次男に話を訊くと、
「悲しかったけど、泣くほどじゃなかったよ」

あー、そーですか。

この違いは何だろうねぇ。
兄弟といっても、やっぱり別々の人格なんだなぁ。
これは個性といっていいのだろうか?

そんなハプニングがあるのなら、
一緒に映画に行きたかったなぁ。

ちょっと残念な想いのpapaであった。
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