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主夫の、
日々、是精進。
牛丼
昨日、女房が次男と買い物に行って、
「明日、お父さんが何とかしてくれるわよ」
と言って買ってきた、
オージービーフの肩ロース切り落とし400g。

切り落としとはいえ、牛肉はビーフ、牛肉に違いない。
普段はとても買わない、買えない代物だが、
オージー産の特売モノだったそうな。

さぁーて、夕方の4時過ぎからメニューに悩む。

「カレーでもいいか」

そう言うと次男が露骨に嫌な顔をする。

「ハヤシライスか、ビーフストロガノフか?」

でもなー、いい加減、汁掛け物にはちょーっと、
秋が、いや飽きが来ているのだ。

ウダウダと考えて悩んでいると、
容赦なく時間がどんどん過ぎてゆく。

ハヤシライス製作可能タイムリミットが過ぎ去り、
それでもまだ、悩んでいた。

「仕方がない。牛丼にするか」

散々迷った挙句、今日の夕食をようやく決めた。
だが、あんまり成功の確率が高くないメニューである。

醤油味とか、塩味とか、味噌味とか、
一種類の味、1方向の味なら簡単にまとめられる。

だが「甘辛」とか「甘酸っぱい」とか、
合わせ技の味は、まさしくその「さじ加減」が
難しいのである。

ま、何事もチャレンジだ。
失敗して元々である。
失敗したら、強烈な醤油味にしてごまかそう。

とりあえず、ネットで「牛丼」を検索。
ふむふむ、やっぱり醤油に砂糖か。

…お、おや?
煮込む途中で、ショウガを入れるのか。
うむ、なるほど。

とりあえず、炒めなくてもいいのだが、
炒めるとメイラード反応で旨味が増すので、
玉ねぎに脂が絡み、肉がまだ赤い所があるくらいで鍋に移し、
だし汁をヒタヒタに注ぐ。

火を点けて「さ・し・す・せ・そ」で調味料を入れる。
酒、砂糖を入れて、一煮立ち。
塩少々をいれて、一煮立ち。
酢は入れないで、醤油を入れて一煮立ち。

味噌は、味噌汁に入れました。
赤味噌で、具は油揚げと乾燥わかめ。
ちょっと手抜きな味噌汁だけどね。

さて、牛丼の方はグツグツと沸騰し、
汁の量が減ってきたところで、
ショウガの千切りを投入。
うーむ、香りがよいわ~。

蓋をせずに弱火でしばらく煮込む。
だし汁がかなり減ったところで完成。

野菜モノがちょっと足りないので、
キャベツの千切りに、マヨネーズと粗挽きコショウを掛けて
簡単サラダも添えた。

どんぶりにご飯を盛って、
まずは生卵をご飯の上にポトンと置く。
その上から、つゆだくに掛けて「いただきます」

いやー、美味かったね。
自分でもビックリするくらい。
もー、自画自賛。

甘さも程々、辛さも程々、だし汁が効いて上品な味。

更に、肉の臭みや生々しさといったモノが、
途中で入れたショウガが効いてええ香り。

生卵と一緒に食べたから、
すき焼き」のような、そんな感じだった。

もう2度と、この牛丼は出来ないかも~。

今日は極上の「美味しゅういただきました」でした。
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