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主夫の、
日々、是精進。
お客さん、来たよ
午後4:00、次男のご帰還。
さて、ビチさんの反応は如何に?

猫は、匂いを嗅ぐ。
どんな奴が来たのか、確認するのだ。

まずは、次男の手の匂いを嗅いだ。
そして、次男のお口の匂いを嗅いだ。
これは、
「お前、何か食べてきたんか?」
「美味しいもの、食ったか?」
という、猫のあいさつなのだ。

それがひとしきり終わると、
さっさと次男の所から去っていった。

いやにアッサリしてるなー。

それから、僕の所へ来て、
じっと僕を見つめて、しきりに鳴く。
「ニャー、ニャー、ニャー」と。

…しばらく考えて、分かった。
ビチさんが何を言っているのか。

「誰か来たよ、知らない人が」
「お客さんが来てるよー」

そうなのだ。
完全に次男のことを忘れているのだ。
そして、お客さんが来たと思っているのだ。

「ビチの奴、僕のこと、覚えているかな?」
と、玄関を上がった次男だったが、
ビチさんの完全な忘却ぶりには、
さすがの次男もショックだったようだ。

それからのビチさんは、僕や女房、長男が呼ぶと、
ちゃんと顔を見て鳴いたりするのだが、
次男だけは、目を合わさない。

次男に名前を呼ばれると、チラリとは見るが、
すぐに視線を外してしまう。

今日のビチさんは「借りてきた猫」の状態。
次男に対して、妙によそよそしくて、
「お客さんが居るから、お利口にしなきゃ」
そんな感じであった。
お客さん扱いされて、可哀相な次男であった。

違う場所に居ると体臭も違ってくるから、
お風呂に入って一晩寝れば大丈夫だよ、
と励ますのが精一杯。

また、明日になれば状況が変わるよ。
たった3日でこの変化だから、
もう3日したら元通りになるだろう。

…と思う。


初めての外泊、初めてのスキー、
次男は楽しかったようである。

友達とお風呂に入ったこと、友達と寝たこと、
工作をしたこと、スキーのこと、
いろいろ話してくれた。

いい経験になったようだ。
ちょっとだけ成長して、少し大人になったかな。
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