
日曜日の今日、またコンサートに行ってきた。
「ドレスデン歌劇場室内管弦楽団」
「指 揮:ヘルムート・ブラニー」
「ピアノ:館野 泉」
そう、館野さんのピアノが
プログラムに入っていたのである。
曲目は、以下の通り。
・モーツァルト:
セレナード第13番 ト長調
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 K.525
・J.S.バッハ:
オーボエ・ダ・モーレ協奏曲 イ長調 BWV1055a
・ビバルディ:
バイオリン協奏曲集 「和声と創意への試み」
第4番 ヘ短調 「冬」 Op.8-4
・吉松 隆:
左手のためのピアノ協奏曲
「ケフェウス・ノート」 Op.102 (2007)
・モーツァルト:
交響曲 第29番 イ長調 K.201
はっきり言うと、
「このコンサートは劇場の企画物だな」
と思ったのだ。
ドレスデン歌劇場室内管弦楽団は、
ドイツのドレスデン国立歌劇場管弦楽団の
首席奏者たちによって結成された楽団である。
館野さんは、フィンランドで活躍された
ピアニストである。
あとは、テレビでお馴染みのプロフィールである。
その2つを劇場が結び付けたのである。
…っていうか、そんな感じがしたのだ。
だから、主役はあくまでも
「ドレスデン歌劇場室内管弦楽団」であり、
館野さんは「ゲスト」という色合いが強かった。
実際に館野さんは「ケフェウス・ノート」しか
演奏されていない。
だけど、ポスターやチラシには、
「館野 泉」の文字が大きかった。
ちょっとぉー、って感じだったのである。
しかし、である。
何所で誰が何を企画しようとも、
館野 泉さんにせよ、
ドレスデン歌劇場室内管弦楽団にせよ、
最高の演奏をしてくれたことには違いないし、
事実、素晴らしいと感動したのであった。
今回の座席は、劇場左手の最前列だった。
もう、そこしか取れなかったのだが…。
室内管弦楽団のメンバーが演奏位置に着いた時、
どこからともなく、香水が匂った。
昔、ヨーロッパに行った時のことだ。
トランジットで空港に4時間ほど缶詰になった。
その時に匂った香りと同じものだった。
一気に、気分は「外国」になった。
そして、生の息遣いを感じた。
譜面台が突然下がって、
苦笑いしながら演奏していたり。
また、バイオリンの消音器が飛んでしまって、
弓の動きを小さくして音を小さくしていたり。
やっぱり、アクシデントはあるんだなー。
最前列の席だから、意外なことが楽しめた。
そして音楽の方だが、
やっぱり、西洋音楽の、西洋楽器に馴染んだ、
文化やバックボーンの違いを感じた。
だが、今回は予習をしてきたのでバッチリ!
モーツァルトやバッハ、ビバルディの曲は
だいたいのイメージがあったので、楽しめた。
唯一、予習できなかったのは、
館野さんが弾く「ケフェウス・ノート」
今回が、世界初演だという。
調べようが無いね、これは。
この曲だけは、モダンクラシックの曲。
我々素人では、解釈がちょっと難しい。
だけど、心地良く楽団とピアノが一体化し、
館野さんの激しくも軽やかなピアノタッチが、
映えていた。
左手だけで弾いている感じはしなかった。
それより、館野さんは結構なお歳なのに、
あのバイタリティは、何処から来るのだろうと思った。
アンコールは2曲。
特に、2曲目では楽団員が段々減っていって、
最後にコンミスとセカンドリーダーのみ残った、
という演出は面白いと思った。
あっという間に、2時間が過ぎて行った。
楽しかった2時間。
9月から続いたコンサート漬けは、
今回の演奏でとりあえず終了。
寂しいけれど、先立つモノがないので、
仕方がないのだ。
機会があったら聴きに行きたい、
と策を練っているところだ。
「ドレスデン歌劇場室内管弦楽団」
「指 揮:ヘルムート・ブラニー」
「ピアノ:館野 泉」
そう、館野さんのピアノが
プログラムに入っていたのである。
曲目は、以下の通り。
・モーツァルト:
セレナード第13番 ト長調
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 K.525
・J.S.バッハ:
オーボエ・ダ・モーレ協奏曲 イ長調 BWV1055a
・ビバルディ:
バイオリン協奏曲集 「和声と創意への試み」
第4番 ヘ短調 「冬」 Op.8-4
・吉松 隆:
左手のためのピアノ協奏曲
「ケフェウス・ノート」 Op.102 (2007)
・モーツァルト:
交響曲 第29番 イ長調 K.201
はっきり言うと、
「このコンサートは劇場の企画物だな」
と思ったのだ。
ドレスデン歌劇場室内管弦楽団は、
ドイツのドレスデン国立歌劇場管弦楽団の
首席奏者たちによって結成された楽団である。
館野さんは、フィンランドで活躍された
ピアニストである。
あとは、テレビでお馴染みのプロフィールである。
その2つを劇場が結び付けたのである。
…っていうか、そんな感じがしたのだ。
だから、主役はあくまでも
「ドレスデン歌劇場室内管弦楽団」であり、
館野さんは「ゲスト」という色合いが強かった。
実際に館野さんは「ケフェウス・ノート」しか
演奏されていない。
だけど、ポスターやチラシには、
「館野 泉」の文字が大きかった。
ちょっとぉー、って感じだったのである。
しかし、である。
何所で誰が何を企画しようとも、
館野 泉さんにせよ、
ドレスデン歌劇場室内管弦楽団にせよ、
最高の演奏をしてくれたことには違いないし、
事実、素晴らしいと感動したのであった。
今回の座席は、劇場左手の最前列だった。
もう、そこしか取れなかったのだが…。
室内管弦楽団のメンバーが演奏位置に着いた時、
どこからともなく、香水が匂った。
昔、ヨーロッパに行った時のことだ。
トランジットで空港に4時間ほど缶詰になった。
その時に匂った香りと同じものだった。
一気に、気分は「外国」になった。
そして、生の息遣いを感じた。
譜面台が突然下がって、
苦笑いしながら演奏していたり。
また、バイオリンの消音器が飛んでしまって、
弓の動きを小さくして音を小さくしていたり。
やっぱり、アクシデントはあるんだなー。
最前列の席だから、意外なことが楽しめた。
そして音楽の方だが、
やっぱり、西洋音楽の、西洋楽器に馴染んだ、
文化やバックボーンの違いを感じた。
だが、今回は予習をしてきたのでバッチリ!
モーツァルトやバッハ、ビバルディの曲は
だいたいのイメージがあったので、楽しめた。
唯一、予習できなかったのは、
館野さんが弾く「ケフェウス・ノート」
今回が、世界初演だという。
調べようが無いね、これは。
この曲だけは、モダンクラシックの曲。
我々素人では、解釈がちょっと難しい。
だけど、心地良く楽団とピアノが一体化し、
館野さんの激しくも軽やかなピアノタッチが、
映えていた。
左手だけで弾いている感じはしなかった。
それより、館野さんは結構なお歳なのに、
あのバイタリティは、何処から来るのだろうと思った。
アンコールは2曲。
特に、2曲目では楽団員が段々減っていって、
最後にコンミスとセカンドリーダーのみ残った、
という演出は面白いと思った。
あっという間に、2時間が過ぎて行った。
楽しかった2時間。
9月から続いたコンサート漬けは、
今回の演奏でとりあえず終了。
寂しいけれど、先立つモノがないので、
仕方がないのだ。
機会があったら聴きに行きたい、
と策を練っているところだ。
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