
本日、動物病院に行ったところ、
獣医さんは傷口をチラッと見るや否や、
いきなり「フード」を外しました。
そして「我が家のお嬢『ビチ』さんは完治した」と、
お墨付きをいただきました。
我が家に帰ってきて、落ち着いた「ビチ」さん。
ご覧の通りです。

フードが取れてスッキリ!
取れたすぐは、まだ分かってない感じだったが、
しばらくすると、毛繕いを始めた。
久しぶりの毛繕いなので、入念に舐めまくり。
そのせいで、毛がベショベショなっていて、
しばらくは触りたくないなぁーって感じである。
何はともあれ「完治」である。
ホッとしました。
ただ、獣医さんからご注意はいただきました。
「時々、触って何か出来てないか調べてください」と。
治ったと言っても、乳癌の病巣を取り除いただけである。
人間と同じで「転移」は起こり得るのだ。
触診することによって、病巣を発見する訳である。
触診では発見できない部位に癌ができる可能性もあるので、
一概に触診すればいいとは言えないだろう。
しかし、同じような癌が再発する可能性の方が高いから、
触って注意しておけってことなのだろうと思うのだ。
要は「愛情を注げ」ってことかな。
フードがあってもなくても、
行動は変わらない「ビチ」さん。
そんなもんかなぁと思いつつ、
毛繕いが気持ち良さそうに見えるのは、
人間の勝手な想い込みなんだろうなぁ。
最後に獣医さんの一言。
「もう来なくてもいいようにね」
人間も動物も、そうそうお医者さんの世話に
なってはいけないのだ、うん。
健康には気を使わなくてはね。
獣医さんは傷口をチラッと見るや否や、
いきなり「フード」を外しました。
そして「我が家のお嬢『ビチ』さんは完治した」と、
お墨付きをいただきました。
我が家に帰ってきて、落ち着いた「ビチ」さん。
ご覧の通りです。

フードが取れてスッキリ!
取れたすぐは、まだ分かってない感じだったが、
しばらくすると、毛繕いを始めた。
久しぶりの毛繕いなので、入念に舐めまくり。
そのせいで、毛がベショベショなっていて、
しばらくは触りたくないなぁーって感じである。
何はともあれ「完治」である。
ホッとしました。
ただ、獣医さんからご注意はいただきました。
「時々、触って何か出来てないか調べてください」と。
治ったと言っても、乳癌の病巣を取り除いただけである。
人間と同じで「転移」は起こり得るのだ。
触診することによって、病巣を発見する訳である。
触診では発見できない部位に癌ができる可能性もあるので、
一概に触診すればいいとは言えないだろう。
しかし、同じような癌が再発する可能性の方が高いから、
触って注意しておけってことなのだろうと思うのだ。
要は「愛情を注げ」ってことかな。
フードがあってもなくても、
行動は変わらない「ビチ」さん。
そんなもんかなぁと思いつつ、
毛繕いが気持ち良さそうに見えるのは、
人間の勝手な想い込みなんだろうなぁ。
最後に獣医さんの一言。
「もう来なくてもいいようにね」
人間も動物も、そうそうお医者さんの世話に
なってはいけないのだ、うん。
健康には気を使わなくてはね。


ここのところ、昼間も夜間も滅茶苦茶忙しくて、
更新がままなりません。
その分実入りがあるかというとそうでもない訳で、
そこんところがツライ部分ですな。
昨夜は久々にゆっくり出来そうだったのだが、
あえなく呼び出しの連絡を告げる携帯電話の着信が、
空しく響き渡ったのであった。
更新を楽しみにしている方がいらっしゃいましたら、
申し訳ございません。m(_"_)m
自分自身は月々の更新回数目標を決めているけれど、
無理せず更新するのが基本だと思っているので、
そこはご容赦いただきたいです、はい。
さて、我が家のお嬢「ビチ」さんの話である。
乳癌の手術から半月、もうスッカリ元気である。
ご覧の通りである。

え?
変な格好?
何しているのかって?
そうなんです。
今、発情期なんです。
いわゆる『サカリ』ってヤツです。
「がるるるぅ~ん、がるるるぅ~ん」とか、
「あぉ~、あぉ~、あぉ~」とか、
とってもやかましいのである。
そして、さかんにお尻を舐めるのである。
その、お尻を舐めているところをパチリと撮ったのだ。
しかし、まぁ、ねぇ。
腫瘍をぶら下げていた時は、元気が無さそうで、
『「サカリ」なんてできましぇ~ん』
って感じだったのに。
乳癌だったから「転移」とかの可能性もあるのだが、
そんなのはどこ吹く風の様子だ。
ま、元気になった証拠かな。
手術の傷口もほとんど瘡蓋が取れて、
筋が1本見えるだけになった。
まだフードを付けているけど、
今度、動物病院に行った時には取れるだろう。
ほぼ全快のビチさんでした。
更新がままなりません。
その分実入りがあるかというとそうでもない訳で、
そこんところがツライ部分ですな。
昨夜は久々にゆっくり出来そうだったのだが、
あえなく呼び出しの連絡を告げる携帯電話の着信が、
空しく響き渡ったのであった。
更新を楽しみにしている方がいらっしゃいましたら、
申し訳ございません。m(_"_)m
自分自身は月々の更新回数目標を決めているけれど、
無理せず更新するのが基本だと思っているので、
そこはご容赦いただきたいです、はい。
さて、我が家のお嬢「ビチ」さんの話である。
乳癌の手術から半月、もうスッカリ元気である。
ご覧の通りである。

え?
変な格好?
何しているのかって?
そうなんです。
今、発情期なんです。
いわゆる『サカリ』ってヤツです。
「がるるるぅ~ん、がるるるぅ~ん」とか、
「あぉ~、あぉ~、あぉ~」とか、
とってもやかましいのである。
そして、さかんにお尻を舐めるのである。
その、お尻を舐めているところをパチリと撮ったのだ。
しかし、まぁ、ねぇ。
腫瘍をぶら下げていた時は、元気が無さそうで、
『「サカリ」なんてできましぇ~ん』
って感じだったのに。
乳癌だったから「転移」とかの可能性もあるのだが、
そんなのはどこ吹く風の様子だ。
ま、元気になった証拠かな。
手術の傷口もほとんど瘡蓋が取れて、
筋が1本見えるだけになった。
まだフードを付けているけど、
今度、動物病院に行った時には取れるだろう。
ほぼ全快のビチさんでした。


昨日、手術をした我が家のお嬢「ビチ」さん。
「適切に処理はしますが、何かあれば連絡します」
「退院出来ない時は、朝9:30までに連絡します」
手術中、手術後、そして今朝の9:30までに、
何の連絡も無かったので、ひとまず安心。
お昼近くになって、ビチさんを迎えにいった。
「お迎えですね、ちょっとお待ちください」
そう言われて診察室で待っていると、
ビチさんが連れてこられた。
「リンパ節は大丈夫だったので、腫瘍だけ切除しました」
「組織検査してもいいですが、お金が掛かりますのでね」
「私の所見では、あれは間違いなく乳癌ですよ」
分かっていたが、今更のように乳癌と言われて、
ちょっと複雑な気持ちになった。
「でも、癌が転移するかしないかは『運』ですから」
「これで、多少は寿命も延びましたしね」
ビチさんの命はとりあえず、救われたようだ。
「この子、大人しくてお利口さんでしたよ」
助手の方がそう言ってくれた。
別にシッカリと躾をした訳ではないけれど、
ちょっと嬉しくなった。
さて、車に載せて家路へ。
途中車の中で、ビチさんはやたらと鳴くのだ。
返事をしても、撫でても「ニャーォ、ニャーォ」と
人の顔を見てしきりに鳴くのだ。
ちゃんと、顔だけは憶えていたようだ。
一安心。
家に着いて、洗濯ネットから出してやると、
一目散に、自分の砂場でおしっこをした。
その後、餌を2、3粒与えるとガツガツと食べた。
ホントは「お水を少し与えてください」と、
助手の方に言われていたのに、いきなり餌を食ってしまった。
家に帰ってきたことが分かったのだろう。
安心したから、おなかが減ったのだろうなぁ。
そんな自宅でのビチさんの様子である。

腹がふくれて、安心し切って、寝ているのだ。
首に付いているフードは、
傷口をいじらないようにするためのもの。
傷口には絆創膏が貼ってあるのだが、
猫はそんなものは舐めて取ってしまうのだ。
「縫った針も取っちゃいます」
「取っちゃうと、血だらけですから」
「抜糸まではこのままでお願いします」
獣医さんはそう言っていた。
確かに、猫は何を貼ってもすぐに取っちゃうのは、
既に経験済みである。
餌を食べにくい、頭の部分の毛繕いができない、
マーキングができない、狭い隙間を通れないなど、
いつもの行動と全く同じようには出来ない。
それは仕方がない。
それをビチさんが解っているかどうかだな。
良く見てもらうと、後ろ足の部分が肌色になっている。
綺麗サッパリと毛が剃られている。
この部分が手術した部分の一部である。
白い絆創膏が貼ってあるのも見えるのだが、
くつろいでいるビチさんの邪魔はしたくないので、
そっと写真を撮ったのだ。
それに触るとやっぱり痛がるしね。
…当たり前か。
人間だってそうだもんな。
しばらくは通院である。
明日は化膿止めの注射をするそうだ。
早く元のビチさんになってね。
「適切に処理はしますが、何かあれば連絡します」
「退院出来ない時は、朝9:30までに連絡します」
手術中、手術後、そして今朝の9:30までに、
何の連絡も無かったので、ひとまず安心。
お昼近くになって、ビチさんを迎えにいった。
「お迎えですね、ちょっとお待ちください」
そう言われて診察室で待っていると、
ビチさんが連れてこられた。
「リンパ節は大丈夫だったので、腫瘍だけ切除しました」
「組織検査してもいいですが、お金が掛かりますのでね」
「私の所見では、あれは間違いなく乳癌ですよ」
分かっていたが、今更のように乳癌と言われて、
ちょっと複雑な気持ちになった。
「でも、癌が転移するかしないかは『運』ですから」
「これで、多少は寿命も延びましたしね」
ビチさんの命はとりあえず、救われたようだ。
「この子、大人しくてお利口さんでしたよ」
助手の方がそう言ってくれた。
別にシッカリと躾をした訳ではないけれど、
ちょっと嬉しくなった。
さて、車に載せて家路へ。
途中車の中で、ビチさんはやたらと鳴くのだ。
返事をしても、撫でても「ニャーォ、ニャーォ」と
人の顔を見てしきりに鳴くのだ。
ちゃんと、顔だけは憶えていたようだ。
一安心。
家に着いて、洗濯ネットから出してやると、
一目散に、自分の砂場でおしっこをした。
その後、餌を2、3粒与えるとガツガツと食べた。
ホントは「お水を少し与えてください」と、
助手の方に言われていたのに、いきなり餌を食ってしまった。
家に帰ってきたことが分かったのだろう。
安心したから、おなかが減ったのだろうなぁ。
そんな自宅でのビチさんの様子である。

腹がふくれて、安心し切って、寝ているのだ。
首に付いているフードは、
傷口をいじらないようにするためのもの。
傷口には絆創膏が貼ってあるのだが、
猫はそんなものは舐めて取ってしまうのだ。
「縫った針も取っちゃいます」
「取っちゃうと、血だらけですから」
「抜糸まではこのままでお願いします」
獣医さんはそう言っていた。
確かに、猫は何を貼ってもすぐに取っちゃうのは、
既に経験済みである。
餌を食べにくい、頭の部分の毛繕いができない、
マーキングができない、狭い隙間を通れないなど、
いつもの行動と全く同じようには出来ない。
それは仕方がない。
それをビチさんが解っているかどうかだな。
良く見てもらうと、後ろ足の部分が肌色になっている。
綺麗サッパリと毛が剃られている。
この部分が手術した部分の一部である。
白い絆創膏が貼ってあるのも見えるのだが、
くつろいでいるビチさんの邪魔はしたくないので、
そっと写真を撮ったのだ。
それに触るとやっぱり痛がるしね。
…当たり前か。
人間だってそうだもんな。
しばらくは通院である。
明日は化膿止めの注射をするそうだ。
早く元のビチさんになってね。


昨日の記事は、少々センセーショナルな書き方をして、
皆さんに誤解をさせてしまったかもしれないと、
今日も、我が家のお嬢「ビチ」さんについて書きます。
言っておきますが、コトはそれ程深刻ではありません。
ビチさんは、今のところ十分に元気ですよ~。
確かに動物病院の先生の診断は癌ではありますが、
だからと言って、昨日と今日の様子がガラリと変わる訳ではなく、
いつもの通りの生活をしております。
気にはなっていたんですよ。
薄々癌じゃないかと思ってたんです。
ハッキリするのが怖くてね。
「乳腺炎の酷くなったヤツかもしれない」と、
女房は楽観視してたんですけど、
その女房も乳癌の可能性を全く否定してなかったしね。
子ども達はどちらかというと、ピーンと来てない感じで、
ただ「癌」という病気は死ぬかも知れない病気だという、
認識はあるみたいだった。
子ども達にとっては、癌という病気よりも、
手術することの方に意識が向っているようだ。
「手術するってことは入院するんだよ」
「2、3週間は入院するんだよ」
そう言うと、子ども達はビチさんのいない生活を想像して、
いや、想像出来ない感じなのだ。
「ビチがいないって、どうなるんだろ?」と、
次男は、眉間にしわを寄せて考え込んでいるのだ。
そして、子ども達はもちろん、女房もそうだが、
『ビチが病気』『乳癌なんだ』という認識が定着してしまったので、
どうしてもそういう目でビチさんを見てしまうのだ。
「抱きかかえたら、なんか軽かったよ」とか、
「なんかやつれたように見えるわね」とか、
「やたら昼寝するのが増えたね」とか、
「餌の食い付きが悪いよ」とか。
実際にはそんなことは無いのだが、そう思えてしまうのだ。
そして、家族全員がビチさんに優しくなったのだ。
当の猫である、ビチさんは関係なさそうである。
多少、お疲れのような感じもするが、それは僕の見方であって、
ビチさんの本音は解らない。

これは、子ども達が携帯電話で撮影したビチさんの写真である。
長男も次男も携帯電話を持っているものだから、
病気とは関係なく、チビさんを被写体にして撮っていたのだ。
つい最近、撮った写真を編集してみた。
ビチさんは、今十分に元気だけど、
この元気が長続きするように、
また、病院に行ってきます。
皆さんに誤解をさせてしまったかもしれないと、
今日も、我が家のお嬢「ビチ」さんについて書きます。
言っておきますが、コトはそれ程深刻ではありません。
ビチさんは、今のところ十分に元気ですよ~。
確かに動物病院の先生の診断は癌ではありますが、
だからと言って、昨日と今日の様子がガラリと変わる訳ではなく、
いつもの通りの生活をしております。
気にはなっていたんですよ。
薄々癌じゃないかと思ってたんです。
ハッキリするのが怖くてね。
「乳腺炎の酷くなったヤツかもしれない」と、
女房は楽観視してたんですけど、
その女房も乳癌の可能性を全く否定してなかったしね。
子ども達はどちらかというと、ピーンと来てない感じで、
ただ「癌」という病気は死ぬかも知れない病気だという、
認識はあるみたいだった。
子ども達にとっては、癌という病気よりも、
手術することの方に意識が向っているようだ。
「手術するってことは入院するんだよ」
「2、3週間は入院するんだよ」
そう言うと、子ども達はビチさんのいない生活を想像して、
いや、想像出来ない感じなのだ。
「ビチがいないって、どうなるんだろ?」と、
次男は、眉間にしわを寄せて考え込んでいるのだ。
そして、子ども達はもちろん、女房もそうだが、
『ビチが病気』『乳癌なんだ』という認識が定着してしまったので、
どうしてもそういう目でビチさんを見てしまうのだ。
「抱きかかえたら、なんか軽かったよ」とか、
「なんかやつれたように見えるわね」とか、
「やたら昼寝するのが増えたね」とか、
「餌の食い付きが悪いよ」とか。
実際にはそんなことは無いのだが、そう思えてしまうのだ。
そして、家族全員がビチさんに優しくなったのだ。
当の猫である、ビチさんは関係なさそうである。
多少、お疲れのような感じもするが、それは僕の見方であって、
ビチさんの本音は解らない。

これは、子ども達が携帯電話で撮影したビチさんの写真である。
長男も次男も携帯電話を持っているものだから、
病気とは関係なく、チビさんを被写体にして撮っていたのだ。
つい最近、撮った写真を編集してみた。
ビチさんは、今十分に元気だけど、
この元気が長続きするように、
また、病院に行ってきます。


1年ほど前から、そんな様子だった。
「自然のままで」という想いで、
そのままにしていたのだ。
だが、それは昨日のことだった。
遂にその患部から出血したのだ。
出血というより膿のようなモノが出たのだが。
遂に緊急事態に至ったということで、
今日、病院へ駆け込んだのだ。
医者は一目見た瞬間に診断を下してしまった。
「あ、こりゃ、間違いなく癌ですね」
「ずい分大きくなってますねぇ」
「もっと早く来ないと…」
どうやら、リンパもやられている可能性が大で、
どこかに転移していても、おかしくないという。
「どちらにしろ、延命治療になりますよ」
「幸い、体重があって食欲もありそうですから…」
そう言って医者は、ひと呼吸おいた。
「オペで取り除くのがいいでしょう」
僕はすぐに返事が出来なかった。
「ご家族でご相談してください」
そう医者に進言されて、僕は家に帰った。
そして、女房に相談をした。
がん告知をされたのは、この方だ。

我が家のお嬢「ビチ」さんである。
先ほど、携帯電話で撮影したものだ。
この姿からは判らないとは思うが、
おなかのところに大きな腫瘍が出来ているのだ。
要するに「乳がん」という訳だ。
癌細胞は、限りなく増殖していく。
そして大きな腫瘍になって、
皮膚が耐えられなくなって裂けてしまったのだ。
それで、出血したという訳だ。
ビチさんの様子は、至って普通で、すこぶる元気ある。
動物病院から帰ったビチさんは、えさ箱に走り寄り、
ガツガツとキャットフードを食べていた。
だが、癌と判った時点で、
人間側の対応が以前と違ってきている。
哀れみをもって接しているというか、
愛情をもって接しているというか、
そんな感じである。
子ども達にとっては相当ショックだったようで、
それまで急に抱き上げたり、意地悪していたのだが、
ピタリとしなくなった。
「いつまで生きるのかなぁ」と呟く長男や、
「ビチ、大丈夫か?」と声を掛ける次男に、
ちょっと愛おしさを感じた。
「大丈夫だよ、取った方がいいんだよ」
「その方が長生きするんだよ」
僕がそう説明すると、子ども達は納得していた。
「ただ、入院しなきゃいけないからね」と言うと、
子ども達は寂しそうな顔をした。
今までビチさんがいなくなったことはないので、
余計にそう感じるのだろう。
来週、もう一度診察してもらって、
オペの段取りを決めることになるだろう。
猫と言えども、立派な家族である。
大切にしてあげないといけないなぁと、
家族でそう思ったのであった。
「自然のままで」という想いで、
そのままにしていたのだ。
だが、それは昨日のことだった。
遂にその患部から出血したのだ。
出血というより膿のようなモノが出たのだが。
遂に緊急事態に至ったということで、
今日、病院へ駆け込んだのだ。
医者は一目見た瞬間に診断を下してしまった。
「あ、こりゃ、間違いなく癌ですね」
「ずい分大きくなってますねぇ」
「もっと早く来ないと…」
どうやら、リンパもやられている可能性が大で、
どこかに転移していても、おかしくないという。
「どちらにしろ、延命治療になりますよ」
「幸い、体重があって食欲もありそうですから…」
そう言って医者は、ひと呼吸おいた。
「オペで取り除くのがいいでしょう」
僕はすぐに返事が出来なかった。
「ご家族でご相談してください」
そう医者に進言されて、僕は家に帰った。
そして、女房に相談をした。
がん告知をされたのは、この方だ。

我が家のお嬢「ビチ」さんである。
先ほど、携帯電話で撮影したものだ。
この姿からは判らないとは思うが、
おなかのところに大きな腫瘍が出来ているのだ。
要するに「乳がん」という訳だ。
癌細胞は、限りなく増殖していく。
そして大きな腫瘍になって、
皮膚が耐えられなくなって裂けてしまったのだ。
それで、出血したという訳だ。
ビチさんの様子は、至って普通で、すこぶる元気ある。
動物病院から帰ったビチさんは、えさ箱に走り寄り、
ガツガツとキャットフードを食べていた。
だが、癌と判った時点で、
人間側の対応が以前と違ってきている。
哀れみをもって接しているというか、
愛情をもって接しているというか、
そんな感じである。
子ども達にとっては相当ショックだったようで、
それまで急に抱き上げたり、意地悪していたのだが、
ピタリとしなくなった。
「いつまで生きるのかなぁ」と呟く長男や、
「ビチ、大丈夫か?」と声を掛ける次男に、
ちょっと愛おしさを感じた。
「大丈夫だよ、取った方がいいんだよ」
「その方が長生きするんだよ」
僕がそう説明すると、子ども達は納得していた。
「ただ、入院しなきゃいけないからね」と言うと、
子ども達は寂しそうな顔をした。
今までビチさんがいなくなったことはないので、
余計にそう感じるのだろう。
来週、もう一度診察してもらって、
オペの段取りを決めることになるだろう。
猫と言えども、立派な家族である。
大切にしてあげないといけないなぁと、
家族でそう思ったのであった。


もうすぐ桜が咲こうという今日この頃だが、
まだまだ冷え込む時がある。
家の外は風もなく日差しが暖かかったりするが、
家の中は意外と寒かったりする。
今日もそんな日だった。
ところで、我が家では諸事情でコタツを出していないので、
暖をとる時はホットカーペットの上に薄い布団を敷くのだ。
そうすると、ホットカーペットの熱が布団で保持されるのだ。
いつもホットカーペットの上にキレイに広げて敷くのだが、
ふと見ると、一部にシワが寄ってモッコリと膨らんでいた。
その様子は以下の通り。

だいたい、そうなった予想はつくのだが、
それを見た次男がクスクスと笑っていたのだ。
どうして笑っているのかを次男に尋ねたら、
その答えはこうだった。
「ビチさんの顔が、すき間から見えるんだもん」
布団のシワをよ~く見てみた。
その様子は以下の通り。

辛うじて見える布団のすき間から、
我が家のお嬢、ビチさんがこちらの様子をうかがっていたのだ。
なんとまぁ、上手に布団にもぐりこんだものだ。
その様子に僕と長男、そして次男もゲラゲラと笑ってしまった。
いつもなら、そこで長男と次男がビチさんに、
ちょっかいを出すのだが、僕がそれを制した。
「ほっときな。そのうち出てくるって」
3人で固唾を飲んで様子を見ていると、
5分も経たないうちに、こんな風になった。

ニョキッと頭を出してきたのだった。
大方、布団の中で暑くなったのだろう。
その姿に3人でまた、大笑いした。
猫は本当に寒がりである。
いつも暖かい場所を求めて、家の中を放浪している。
今日は布団の中に求めたようだった。
我が家のお嬢、ビチさんの様子でした。
まだまだ冷え込む時がある。
家の外は風もなく日差しが暖かかったりするが、
家の中は意外と寒かったりする。
今日もそんな日だった。
ところで、我が家では諸事情でコタツを出していないので、
暖をとる時はホットカーペットの上に薄い布団を敷くのだ。
そうすると、ホットカーペットの熱が布団で保持されるのだ。
いつもホットカーペットの上にキレイに広げて敷くのだが、
ふと見ると、一部にシワが寄ってモッコリと膨らんでいた。
その様子は以下の通り。

だいたい、そうなった予想はつくのだが、
それを見た次男がクスクスと笑っていたのだ。
どうして笑っているのかを次男に尋ねたら、
その答えはこうだった。
「ビチさんの顔が、すき間から見えるんだもん」
布団のシワをよ~く見てみた。
その様子は以下の通り。

辛うじて見える布団のすき間から、
我が家のお嬢、ビチさんがこちらの様子をうかがっていたのだ。
なんとまぁ、上手に布団にもぐりこんだものだ。
その様子に僕と長男、そして次男もゲラゲラと笑ってしまった。
いつもなら、そこで長男と次男がビチさんに、
ちょっかいを出すのだが、僕がそれを制した。
「ほっときな。そのうち出てくるって」
3人で固唾を飲んで様子を見ていると、
5分も経たないうちに、こんな風になった。

ニョキッと頭を出してきたのだった。
大方、布団の中で暑くなったのだろう。
その姿に3人でまた、大笑いした。
猫は本当に寒がりである。
いつも暖かい場所を求めて、家の中を放浪している。
今日は布団の中に求めたようだった。
我が家のお嬢、ビチさんの様子でした。


今日、2月22日は『猫の日』だそうだ。
「2・2・2」で「ニャン・ニャン・ニャン」
猫の鳴き声の語呂合わせで、
猫の日制定委員会が1987年に制定したらしい。
この日に決まったのはペットフード工業会が、
全国の愛猫家から公募した結果だという。
ちなみに犬の日は11月1日だそうだ。
もちろん、「1・1・1」で「ワン・ワン・ワン」だ。
1月11日でもいいような気がするけど、なぜか11月1日。
…ん?
犬は年に2回でもいいって訳かぁ?
そんな訳で今日は『我が家のお嬢「ビチ」さんの日』だ。

ビチさんの近影。
…さっき、撮影したばっかり。
最近のビチさんは、布団やホットカーペットで、
丸くなっている。
一昨年、狭い我が家にグランドピアノを入れたので、
コタツを置く場所がないのだ。
だから、ビチさんは暖かい場所を求めて、
布団に居たり、ホットカーペットに居たりしている。
時々、ビチさんはマジ顔を向ける。
「どうして『こたつ』がないの?」
そんなことをビチさんの目が訴えているような、
そんな気がする。
ビチさんを見ているとホントに、
「猫はこたつで丸くなる」
というのは真実なんだなとつくづく思うのであった。
「2・2・2」で「ニャン・ニャン・ニャン」
猫の鳴き声の語呂合わせで、
猫の日制定委員会が1987年に制定したらしい。
この日に決まったのはペットフード工業会が、
全国の愛猫家から公募した結果だという。
ちなみに犬の日は11月1日だそうだ。
もちろん、「1・1・1」で「ワン・ワン・ワン」だ。
1月11日でもいいような気がするけど、なぜか11月1日。
…ん?
犬は年に2回でもいいって訳かぁ?
そんな訳で今日は『我が家のお嬢「ビチ」さんの日』だ。

ビチさんの近影。
…さっき、撮影したばっかり。
最近のビチさんは、布団やホットカーペットで、
丸くなっている。
一昨年、狭い我が家にグランドピアノを入れたので、
コタツを置く場所がないのだ。
だから、ビチさんは暖かい場所を求めて、
布団に居たり、ホットカーペットに居たりしている。
時々、ビチさんはマジ顔を向ける。
「どうして『こたつ』がないの?」
そんなことをビチさんの目が訴えているような、
そんな気がする。
ビチさんを見ているとホントに、
「猫はこたつで丸くなる」
というのは真実なんだなとつくづく思うのであった。


我が家のお嬢「ビチ」さんの話である。
彼女は昨日辺りから「盛り」が始まったようだ。
シッポを脇にして「グルグル~」と唸っている。
時々廊下に走り出しては、
「アオゥ、アオゥ、アオゥ」と、
呼掛けるように鳴き散らす。
「また『アオゥ、アオゥ』って言ってる」と
次男が言った。
僕が「たまには赤とか、緑とか、黄色とか言えよな」
というと、次男がゲラゲラと笑い出した。
「ビチ~!『あかー』って言ってみな!」
次男がそう叫ぶ。それでもビチはこう叫ぶ。
「アオゥ、アオゥ」
すかさず、次男は大笑い。
「やっぱり『赤』って言わないよ~!」
試しに、僕が「あかっ!」と叫ぶ。
すると「ビチ」さんは「アオゥ」と鳴く。
「ビチのヤツ『あお』としか言わないね」
次男はずーっと笑いっぱなしだった。
仕方がないだろ。
「青」って色の名前を連呼してる訳じゃないだから。
発情して、オスを呼ぶ声なんだからさ。
ビチさんも大変です。
一週間もしたら盛りが終わって、
ケロリとするから、それまでの辛抱だ。
彼女は昨日辺りから「盛り」が始まったようだ。
シッポを脇にして「グルグル~」と唸っている。
時々廊下に走り出しては、
「アオゥ、アオゥ、アオゥ」と、
呼掛けるように鳴き散らす。
「また『アオゥ、アオゥ』って言ってる」と
次男が言った。
僕が「たまには赤とか、緑とか、黄色とか言えよな」
というと、次男がゲラゲラと笑い出した。
「ビチ~!『あかー』って言ってみな!」
次男がそう叫ぶ。それでもビチはこう叫ぶ。
「アオゥ、アオゥ」
すかさず、次男は大笑い。
「やっぱり『赤』って言わないよ~!」
試しに、僕が「あかっ!」と叫ぶ。
すると「ビチ」さんは「アオゥ」と鳴く。
「ビチのヤツ『あお』としか言わないね」
次男はずーっと笑いっぱなしだった。
仕方がないだろ。
「青」って色の名前を連呼してる訳じゃないだから。
発情して、オスを呼ぶ声なんだからさ。
ビチさんも大変です。
一週間もしたら盛りが終わって、
ケロリとするから、それまでの辛抱だ。


我が家のお嬢は、元気である。
だが、寒さに勝てない。
「猫はコタツで丸くなる」
歌のように、ビチさんも丸くなりたい。
そこで、彼女は居場所を探している。
というのも、今年はコタツを出していない。
コタツがあったところに、
グランドピアノが鎮座しているからだ。
いままでの冬は、コタツが彼女の居場所だった。
だが、今年はそれが無い。
コタツ布団が恋しいビチさんである。
そんな訳で、夜のビチさんは
僕らの部屋で、布団に鎮座して過ごしている。

こんな状態である。
とっても「きゃわいー」のであった。
ところで、質問されていたのを思い出した。
Q、
「ビチ」さんという名前の由来は?
A、
実は、このビチさんは2代目である。
初代は、トラ縞の短尾のオス猫であった。
その名前は「チビ」さんであった。
女房が、小さいから「チビ」さんと名付けたのだ。
チビさんは外猫で、朝になると出掛けていき、
夜になると「ナーゴ、ナーゴ」と鳴いて
家に戻ってくるのである。
しかし、雪の日を境に戻ってこなくなった。
そして、翌々年のクリスマスに2代目がやってきた。
それが「ビチ」さんである。
だいたい、ご想像が付いたであろう。
女房はメス猫だから可愛い名前を、
と思っていたらしい。
だが、僕と子ども達は「チビ」の反対で、
「ビチ」でいいじゃないか、と勝手に呼び始めた。
「ビチ」と呼ぶと鳴くんだ、これが。
女房も「『ビチ』と呼ばれて返事するのぉ?!」
と半分呆れて、渋々納得したのだ。
動物病院に連れて行った時は、
ちょっと恥ずかしかったですね、さすがに。
診察券にはしっかり「ビチさん」と書いてある。
こんないい加減な名前の由来で申し訳ない。
だが、事実は意外な展開なんですよ。
次回の「ビチさん通信」をお楽しみに。
だが、寒さに勝てない。
「猫はコタツで丸くなる」
歌のように、ビチさんも丸くなりたい。
そこで、彼女は居場所を探している。
というのも、今年はコタツを出していない。
コタツがあったところに、
グランドピアノが鎮座しているからだ。
いままでの冬は、コタツが彼女の居場所だった。
だが、今年はそれが無い。
コタツ布団が恋しいビチさんである。
そんな訳で、夜のビチさんは
僕らの部屋で、布団に鎮座して過ごしている。

こんな状態である。
とっても「きゃわいー」のであった。
ところで、質問されていたのを思い出した。
Q、
「ビチ」さんという名前の由来は?
A、
実は、このビチさんは2代目である。
初代は、トラ縞の短尾のオス猫であった。
その名前は「チビ」さんであった。
女房が、小さいから「チビ」さんと名付けたのだ。
チビさんは外猫で、朝になると出掛けていき、
夜になると「ナーゴ、ナーゴ」と鳴いて
家に戻ってくるのである。
しかし、雪の日を境に戻ってこなくなった。
そして、翌々年のクリスマスに2代目がやってきた。
それが「ビチ」さんである。
だいたい、ご想像が付いたであろう。
女房はメス猫だから可愛い名前を、
と思っていたらしい。
だが、僕と子ども達は「チビ」の反対で、
「ビチ」でいいじゃないか、と勝手に呼び始めた。
「ビチ」と呼ぶと鳴くんだ、これが。
女房も「『ビチ』と呼ばれて返事するのぉ?!」
と半分呆れて、渋々納得したのだ。
動物病院に連れて行った時は、
ちょっと恥ずかしかったですね、さすがに。
診察券にはしっかり「ビチさん」と書いてある。
こんないい加減な名前の由来で申し訳ない。
だが、事実は意外な展開なんですよ。
次回の「ビチさん通信」をお楽しみに。


今日は、我が家のお嬢を紹介しよう。

これが、我が家のお嬢「ビチ」さんである。
我が家へは、2000年頃のクリスマスの日、
お昼頃に、玄関のドアを開けたら、
勝手に入ってきたのである。
その頃は、片手に乗るほど小さくて、
ホントに子猫だった。
クリスマスの日にやってきたので、
次男は「わーい、クリスマスプレゼントだ」と、
抱いて離さなかった。
それ以来、ビチさんは我が家でずーっと、
お暮らしになっている。
それから7年が経って、もう初老の域に入った模様。
初老と言っても、そんな目立つような、
症状や現象が現れた訳ではない。
キャットフードを買いに行くと
「7歳用」というのが売っているので、
「そうなのかなー」と思うだけである。
ビチさんは、家の外に出ようとしない。
外へ連れて行くと、か細い声で、
「にゃにゃー、にゃにゃー」
といかにも恐怖でパニックに陥っている感じで鳴く。
手を離すと、慌てて家の中に入っていく。
だが最近は、外に興味があるらしく、
玄関のドアが開くたびに、玄関へやってくる。
この前、玄関を開けっ放しにしていたら「脱走」した。
幸い、外はやっぱり怖いらしく、
お隣の車の下でうずくまっていた。
首輪のショッキングピンクがやたら目立つのは
そんなこともあって、鈴の付いた首輪を
付けたからである。
ピンクではなく、赤か青にすればよかったと反省。
なんか若作りさせているようで、心苦しい。
ま、買ってしまったものは仕方がない。
ビチさん自体は気にしていないようなので、
良しとするか。
年に何回か、発情期を迎える。
発情期を迎えるということは、
避妊手術をしていないのである。
本来なら、避妊手術をするべきであろうが、
幸い、家から出ない行動パターンなので、
雄猫との接触はないと判断し、手術しなかった。
避妊手術をした方が長生きするとも言われたが、
自然の姿のままで飼うことにした。
長生きさせるために、
「本来持っているモノを取り除く」
という考え方は、
自然の摂理に合わない気がしたし、
本末転倒してるように思われたからだ。
発情期は、やたらとうるさい。
雄猫を誘う「ミャーオ、ミャーオ」という
鳴き声はやけにうるさい。
それから、雄猫を誘うフェロモンが臭いのだ。
女房は、鼻が悪いせいなのか、
女同士だからなのか、匂わないと言う。
その後一週間ほど、餌もろくにとらず、
名前を呼ばれると「グルルン」と鳴きながら、
シッポを横にして、お尻を振る。
そして、発情期は突然終わる。
終わると、ケロッとした顔をして
いつもの生活に戻る。
いつも発情期が来ると思うのだが、
動物の摂理をしみじみと感じるのであった。
最近は、段々寒くなってきて、
ビチさんは「コタツ」が恋しいらしい。
だが、今年はグランドピアノを入れたので、
生活の様式に変更が加わっている。
だから、コタツの設置は未定なのである。
はっきり言って、場所が無いのだ。
本格的な冬が来て、もっと寒くなれば、
コタツを設置するつもりではいるが、
ビチさんは、居場所が無くて困っている。
もうちょっと我慢してくれ、ビチさん。
我が家のお嬢、ビチさん。
一番小さいのだが、一番年寄りのビチさん。
時々、ビチさんの記事も書こうと思う。

これが、我が家のお嬢「ビチ」さんである。
我が家へは、2000年頃のクリスマスの日、
お昼頃に、玄関のドアを開けたら、
勝手に入ってきたのである。
その頃は、片手に乗るほど小さくて、
ホントに子猫だった。
クリスマスの日にやってきたので、
次男は「わーい、クリスマスプレゼントだ」と、
抱いて離さなかった。
それ以来、ビチさんは我が家でずーっと、
お暮らしになっている。
それから7年が経って、もう初老の域に入った模様。
初老と言っても、そんな目立つような、
症状や現象が現れた訳ではない。
キャットフードを買いに行くと
「7歳用」というのが売っているので、
「そうなのかなー」と思うだけである。
ビチさんは、家の外に出ようとしない。
外へ連れて行くと、か細い声で、
「にゃにゃー、にゃにゃー」
といかにも恐怖でパニックに陥っている感じで鳴く。
手を離すと、慌てて家の中に入っていく。
だが最近は、外に興味があるらしく、
玄関のドアが開くたびに、玄関へやってくる。
この前、玄関を開けっ放しにしていたら「脱走」した。
幸い、外はやっぱり怖いらしく、
お隣の車の下でうずくまっていた。
首輪のショッキングピンクがやたら目立つのは
そんなこともあって、鈴の付いた首輪を
付けたからである。
ピンクではなく、赤か青にすればよかったと反省。
なんか若作りさせているようで、心苦しい。
ま、買ってしまったものは仕方がない。
ビチさん自体は気にしていないようなので、
良しとするか。
年に何回か、発情期を迎える。
発情期を迎えるということは、
避妊手術をしていないのである。
本来なら、避妊手術をするべきであろうが、
幸い、家から出ない行動パターンなので、
雄猫との接触はないと判断し、手術しなかった。
避妊手術をした方が長生きするとも言われたが、
自然の姿のままで飼うことにした。
長生きさせるために、
「本来持っているモノを取り除く」
という考え方は、
自然の摂理に合わない気がしたし、
本末転倒してるように思われたからだ。
発情期は、やたらとうるさい。
雄猫を誘う「ミャーオ、ミャーオ」という
鳴き声はやけにうるさい。
それから、雄猫を誘うフェロモンが臭いのだ。
女房は、鼻が悪いせいなのか、
女同士だからなのか、匂わないと言う。
その後一週間ほど、餌もろくにとらず、
名前を呼ばれると「グルルン」と鳴きながら、
シッポを横にして、お尻を振る。
そして、発情期は突然終わる。
終わると、ケロッとした顔をして
いつもの生活に戻る。
いつも発情期が来ると思うのだが、
動物の摂理をしみじみと感じるのであった。
最近は、段々寒くなってきて、
ビチさんは「コタツ」が恋しいらしい。
だが、今年はグランドピアノを入れたので、
生活の様式に変更が加わっている。
だから、コタツの設置は未定なのである。
はっきり言って、場所が無いのだ。
本格的な冬が来て、もっと寒くなれば、
コタツを設置するつもりではいるが、
ビチさんは、居場所が無くて困っている。
もうちょっと我慢してくれ、ビチさん。
我が家のお嬢、ビチさん。
一番小さいのだが、一番年寄りのビチさん。
時々、ビチさんの記事も書こうと思う。
